Strawberry DROP 新連載スタート
「美沙はいいよねぇ。あんなに優しくて格好良い彼氏がいるんだから。私なんて恋のこの字も知らないんだよ」

「あんたかわいいのになんで彼氏作らないの?」

「欲しいよ!いつだって欲しいと思ってるよ!」

あ、ちょっと飢えてる感じに聞こえたかな・・・

「紹介してやるって言えば、いいって言うし」

「自分から恋がしたいの。キュンっていうような恋」

美沙は飽きれた顔で笑っている

だって私は本当にそう思っているんだもん

しゃべりながら廊下を曲がろうとした時だった

ガツン

「いてぇ」

「痛いっ」

走ってきた男子と衝突して私は弾き飛ばされてしまった

頭にたんこぶができていないか自分で頭を触り、ないことにホッとしていた

「謝れよ」

え?私?

私は謝れと言った相手の足元から順に見上げていった
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