Strawberry DROP 新連載スタート
私はもう何も言わず、掴まれた腕を預けたまま歩いていた
並んで隣を歩けないこの距離を縮ませることはできない
彼女専用の隣はこの先私が歩くことはない
一歩後ろを歩き掴まれている腕を見て、上條蓮の背中へと目を移す
こんなに広い背中しているんだ・・・
よく考えたら私は、上條蓮のことは何も知らない
同じ中学校でもないし、クラスも一緒になったことがない
ただ偶然何度も遭遇して・・・
それだけなのに、私と上條蓮は今こうして二人でいる
ちょっと長めの茶髪が風に揺れるたびに私はドキドキする
なんでもいい
上條蓮のことが知りたい
並んで隣を歩けないこの距離を縮ませることはできない
彼女専用の隣はこの先私が歩くことはない
一歩後ろを歩き掴まれている腕を見て、上條蓮の背中へと目を移す
こんなに広い背中しているんだ・・・
よく考えたら私は、上條蓮のことは何も知らない
同じ中学校でもないし、クラスも一緒になったことがない
ただ偶然何度も遭遇して・・・
それだけなのに、私と上條蓮は今こうして二人でいる
ちょっと長めの茶髪が風に揺れるたびに私はドキドキする
なんでもいい
上條蓮のことが知りたい