姫は冷血王子の所有物


あの不細工な顔が浮かんで、思わず笑いそうになる。










「‥‥本当に覚えてないんだな。」










「?」










(覚えてない?なんのこと??)










私とあのキーホルダーに接点があっただろうか?










なんだかよくわからないけど、あのキーホルダーを見たのは初めてのは‥‥ず‥‥。










「あっ!!」










思わず大きい声を出してしまった。










そんな私を驚いた顔で見つめる部長。

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