姫は冷血王子の所有物



「俺さ、お前に何かしたか?」











「へ!?」










突然の部長の言葉に驚く私。










(・・・何かしたか?って何を?)










意味がわからなくてじっと見つめてると、気まずそうに部長は顔をそらした。










「いや、今日なんか避けられてるっぽかったからさ。」










また厳しく言い過ぎたのか?とか眉間にしわを寄せて悩みこんでいる。










なんだかそんな部長が可愛く思えて、思わず笑がこぼれてしまった。


< 123 / 143 >

この作品をシェア

pagetop