姫は冷血王子の所有物


「へ?!」











突然背後から声がして、勢い良く振り向く。










(あ、変な声出た。)










「ふっ・・・変な声・・・。」










(そして笑われた・・・。)










背後にいたのは、ここの会社員であろう、スーツ姿の男性。










温和な雰囲気で、髪が栗色で毛先を少し遊ばせている。










そして、笑うと目が細くなるってところまで、今の短いやり取りでわかった。

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