姫は冷血王子の所有物
姫はお酒に弱いのです
そして、私は部長に言われたとおり、落ち着いてもう一度資料を片付けた。
そして、もう一度持って行くと、
「うん。今回は大丈夫だな。よし、よく頑張った!」
部長に初めて笑顔を向けられて、また胸が高鳴った。
この人こんな顔できるんだ。
そんな失礼なことを思っていると、部長が口を開いた。
「高坂。お前これで仕事終わりか?」
「え?あ、はい。」
「そうか。それじゃあ飲み会にそのまま行くのか?」
「そうですよ?」
「じゃあ、少し待ってろ。俺も行く。」
「え?いや、いいですよ!そんな…。」
「いいから。」
「…わかりました。」
なんなんだろう?
部長がこんなこと言い出すなんて、珍しい。
ただの気分かな?
それとも…。