姫は冷血王子の所有物
「やっぱり、ペットボトルのおまけか何かだね。」
(明日、部長に聞いてみよう。)
そう思って、鞄の中にそれを入れた。
「…にしても、もし部長のだったら笑っちゃう。」
クスクスと笑って、部長のケータイにこのキーホルダーがつけられてるのを想像する。
「やっぱり面白い…。」
もう一度クスリと笑って、明日部長のだったら、爆笑してしまうかもなと思った。
「…爆笑したらごめんなさいね、部長。」
部長のいない部屋で、先に謝っといた、私だったーーー。