姫は冷血王子の所有物




そんなショックもあったが、結局高坂のかわいい酔い方に、俺の心臓は終始壊れっぱなし。









高坂が酔い潰れて、床に寝転んだ。









(…なんだこの整った顔。)










改めてまじまじと見つめてしまう。








(こんな顔、誘惑してるとしか思えねぇ…。)








自然に手が伸びて、気付いた時には独占欲の塊みたいな言葉を投げかけ、彼女の柔らかいすべすべした頬を撫でていた。








(って、俺は変態かっ⁉︎)


< 74 / 143 >

この作品をシェア

pagetop