姫は冷血王子の所有物




がくりと肩を落としたところで、ちょうど昼飯の頃になった。











「おーい。翔樹。昼飯行こうぜ。」











「お前な…。いい加減、部長って呼べよ。」











「無理かな。」











「即答かよ。」










康介が昼飯の誘いをするのはいつものこと。











忙しくないときは決まって奴から昼飯に誘われる。


< 81 / 143 >

この作品をシェア

pagetop