姫は冷血王子の所有物



「さて、仕事戻りますか。」











そう言って、立ち上がる康介。











顔がにやけてるあたり、俺の考えてることなどお見通しということなんだろう。











(本当に、こいつには敵わないな。)











またため息をついて、俺も立ち上がった。











ーーー会社が終わる頃。











俺は自動販売機にコーヒーを買いに行って、エレベーターを待っていた。












そして、横には高坂の同期の金山。


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