悲愛日記






__________






結局アトラクションには込み合っていたこともあり一つしか乗れなかった。







幽霊はダメな私だけど、ジェットコースターは大好きだから多く乗れなくてちょっと残念。








でもまた来ればいいよ、と祐が言ってくれたので残念な気持ちも嬉しい気持ちになった。








そして今はもう夕方の五時。







五時なのにほぼ日は落ちていた。









「イルミネーションってもうすぐ?」









「六時からだったと思うよ?」











まだ、イルミネーションやパレードまでは時間がある。








ご飯はちょっと早いけど、お店とかじゃなくて屋台みたいなところで売られていたものを食べたので、夕食の心配はない。










今の時間はもうアトラクションはほとんど終了していまっている。












まだ動いているものと言えば…観覧車。








でもこの遊園地にはハート形のゴンドラが一つあるし、よく知らないけどジンクスが流れているらしいから、三時間も四時間も待ってようやく乗れるらしい。










そこまでして観覧車に夢を持っていない私は、それよりもアトラクションに乗りたかった。









……まぁ女子力は低い考えだけど、祐も同じような考えだったのでよかった。















「……ま、適当にぶらぶらして過ごそうか」










そして結局時間までしゃべって過ごした。









話が途切れるときもしばしばあったけど、その沈黙も嫌じゃないから全く苦痛なんてもんじゃなった。



















< 104 / 132 >

この作品をシェア

pagetop