悲愛日記










「俺、好きな人がいるんだ」










この言葉を聞いて、堪え切れずに階段を駆け下りた。








葉月くんに……好きな人?








葉月くんがあの子の告白を断って、正直ちょっとほっとした。







でもそれは好きな人がいるからなのに。










それって…誰?







何も、全くわからない。








……でもただ一つ分かることは。







その人は私じゃないってコト。









もう、失恋しちゃったじゃん。









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