苦しいよ。ねぇ気付いてよ


時だけが過ぎて行く。



でもな?この年は何か違ったよ?


もしかしたら…凛が…出逢わせてくれたのか?


いつもの様に残業をしつつ、デスクと向き合うのを終えた俺。


今日は、たまたま電車で通勤してたのもあり、慌てて帰らないといけないのもあるが、何故か居酒屋で飲みたい気分だった。


馴染みのある居酒屋へ寄り、ビールとつまみを頼む。


「…そういゃーよ、お前今年で10年だな
…」


店長が言っているのは凛の事。


凛とも何度か来たことがある店。


高校生の時にだけどな。


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