blue beast blue moon ー青い獣、青い月ー
ふぁー 今日もよく寝た。 朝ごはん、 なににしよっかな~。そういえば 蒼がちゃんとした飯食え、って言ってたな。 んー、味噌汁とご飯でいいかな。
「いただきます」
おいし〜 久しぶりにちゃんとした朝ごはん食べたなー蒼のおかげだよ。
「行ってきます」
朝 迎えに来るって言ってたな〜。さすがに家教えてないしコンビニにいるだろうなー。
お、いたいた。.......うわぁー目立つな
、 この車。しかも高級車??
ガチャ
「詩乃ちゃん おはよう。蒼の隣座ってね」
「おはよう。快罹 、蒼、柊羽」
「詩乃ちゃん おはよ」
ブゥゥゥーン
「快罹、この車すごく目立つんだけど......」
「えー、そう?じゃー目立たない色の車にするね」
「.......ありがとう」
「着きました」
「運転手さん、ありがとうございました」
「いえいえ、とんでもない。」
「詩乃、放課後 迎えに行く」
「うん!行ってきます」
「詩乃ちゃん 行っらっしゃい!」
「見て.... あの女だよ。黒乱の姫になったって言う」
「蒼さんはみんなのものなの!独り占めは反則ですわ」
いろいろ 聞こええきますけどーまぁーまぁー面白い事言うね〜 全部メモっておこうかなー。
「詩乃ちゃん。まともに聞いたらだめだよ。あ、あと今"蒼さんはみんなのもの”って言ったやつ 黒乱 ファンクラブの会長だよ」
「ふぁ、ファンクラブ!?有名人と同じ扱いだね。....全然 笑えない」
「そうだね。有名人とほぼ同じだよ。黒乱を悪く言ったやつはあの会長に退学にさせられるよ。そこまでしなくてもいいのにね」
「退学...... なんでそんな事できるの?」
「令嬢だからだよ。金と圧力をかけたらすぐ退学にできるからね」
「うわぁ~そんな事にお金かけるなんて暇なんだね」
「苦笑。そうだね」
あ、そう言ってる間に教室に着いた。
ガラッ 「シーン 」
「だよね〜!」
「ギャハハ〜」
なに......今のは......面白い! クラスで私を無視するつもりなのかな。まぁー初日にかかわらないで、って言ったし。 良かった 言っておいて。
ガラッ 「HRはじめるぞ〜。」
それから無事 お昼休みになった。
「詩乃ちゃーんお昼食べよ?」
「うん。食べよっか」
「詩乃ちゃんのお昼ご飯は?」
「ゼリー飲料だけだよ?」
「それで足りるの? 俺の弁当あげようか?」
「大丈夫、足りるよ。弁当って、誰が作ったの?」
「自分で作ったよ。料理 好きだからさ」
「すごい柊羽。料理できるんだね!」
「それほどでもないよ。じゃ、明日 詩乃ちゃんの弁当作ってくるよ」
「えー、いいよ。手間かかるし....」
「大丈夫だよ。すぐできるから。ね?」
「うーん、わかった!じゃお願いします」
「了解」
キーンコーンカーンコーン 昼休み 終わったなー。
授業 めんどくさいし.... ここは定番の、
「柊羽 ちょっとお腹痛いから保健室行ってくるね〜」
「え、大丈夫? ついていこうか?」
「大丈夫だよ。すぐそこだし。じゃ 行ってくるね〜」
「えっ あっ!詩乃ちゃーん!」
ふー、なんとかたどり着きました!屋上。 んー、風が気持ちいね~。
ん? 誰かいる?
「おい。そこの女。邪魔だ。目障りだ」
「は? 邪魔?目障り?てゆーか誰?」
「俺に向かってそんな口の利き方。 女、あんまナメてんじゃねーぞ。」
やべー、こいつ 殺気半端ねぇよ!普通 (一応 )一般人の女に向かってこんな殺気ださないでしょ。
「お名前 伺ってもよろしいでしょうか!!」
「おぉー女。よくわかってるじゃないか。 .......俺の名前知らないのか?」
「一応 転校生です....」
「ほぉー、なら特別に教えてやる」
特別にって!この学校にいたら いつか分かるけどね....!
スオウ ルキ
「俺の名は周防 琉綺。3年生だ」