blue beast blue moon ー青い獣、青い月ー


「俺は夜桜の幹部だ」

「夜桜!?」

「そんなに驚くか? まー確かに暴走族は怖いもんなー。それに夜桜は黒乱とほぼ互角だからな」

「そ、そうなんですか~」

やっと、見つけた。
夜桜...あいつがいるはず。


「あのー夜桜の総長って誰なんですかー?」
ハヤミ
「あ? 夜桜の総長は速水だ」

えっ!なんであいつじゃないの?
「そうなんですか~ といゆか、今更なんですけど、一般人に言っても大丈夫なんですか?」

「今更なんだ...。このくらいみんなしってるぞ。夜桜は総長 速水 。幹部 、 早瀬 。幹部 、周防 。」
ハヤセ スオウ

琉生?その名前も聞いた事ある... なんだろう、この、モヤモヤした感じは....

「へ~。知りませんでしたー」

「じゃー、これで勉強になっただろ。あっち行ってくれ」

「はーい、わかりたした~。さようなら」

なにかと色々教えてくれたなー。案外 いいやつじゃないか~。

キンコーンカーンコーン あっ!やば― 長居しすぎた~

ガラッ 「あ!詩乃ちゃん~心配したよー お腹大丈夫?」

「ごめん ごめん。もう大丈夫だから」

「そう。良かった。あ、1人で行動したら危ないからだめだよ 」

「はーい」

ピッポー ん?メール?

「蒼だ... いつの間に登録したの!」

「あ、詩乃ちゃんのアドレスと電話番号は俺と快罹さんと蒼さんと潤さんと龍さんが知ってるからね」

「勝手になんてことを~ とゆうか赤城先生も知ってるの?」

「もしもの時のためにね。なにかあったら相談するといいよ。」

「うん...なにかあったらね」


「キャャャー 黒乱の車がある! 蒼さんに会えるかも!!」

「イヤァァー!快罹様ぁ~」


「すごい人気だね...... 柊羽はやく降りよ」

「そうだね」








ガチャ 「ただいま。快罹、蒼」

「......遅い」

「おかえり。詩乃ちゃん 柊羽」

「お疲れっす」

「ただいま。蒼!遅いってなんだよ!」

「クスクス おかえりって言ってるんだよ」

「暴言にしか聞こえないんだけど......あっ、運転手さん、お願いします」

「はい。お疲れ様です、詩乃さん」
マコト
「詩乃ちゃん この人は誠さんって言って黒乱 専属の運転手だよ」

「そうなんだ~ じゃーよろしくお願いします。誠さん」

「こちらこそ お願いします。詩乃さん ニコッ」 ミラー越しにニコッってされた... 紳士みたいな人だなー。顔も整ってて...





「着きましたよ」

「ありがとうございました。誠さん」

「いえ いえ」

「詩乃ちゃんはえらいね。いちいちお礼を言うなんて」

「当たり前だよ。送ってくれてるんだから。」

「そうだね。 詩乃ちゃん」




「おつかれーっす」

「お帰りなさいっす」
最近、私にも挨拶されるようになった。 なんか嬉しいな...。

カンカンカン 二階への階段を上がりまっすぐいつもの部屋へ......ガチャ
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