blue beast blue moon ー青い獣、青い月ー
クオーターと二人きり





ふぅー息苦しかった。 私が下降りるって言っても蒼、何も言わなかったから聞いて欲しくない話だったよね。

「詩乃ちゃん、下降りてきて大丈夫?」
カエデ
柊羽の次に仲のいい黄色の髪の楓くん。 蒼達が引退したら幹部になるらしい。

「大丈夫。ちゃんと言ってきたから」

「それなら大丈夫だね。で、どうしたの?」

「あははー ちょっと、私が聞かない方がいい話してたから 出てきちゃった」

「へ~ じゃ、俺達と話そうよ!」

「私なんかでいいなら話すけど...」

「詩乃ちゃんがいいんだよ!こっち こっち」

手招きされついていくと、楓と他2人がバイクをいじっていた

「詩乃ちゃん こっちだよ。この2人が双子の...」
レンオウ
「......蓮央」
リンオウ
「.......鈴央」

「ごめんね~ ちょっとこの2人は人見知りだから」

「ううん 大丈夫だよ。えっと、雨宮 詩乃です。よろしく」

「......うん」

「......よろしく」

「で、楓ー。話ってなにするの?」

「んー、何か聞きたい事とかないの?詩乃ちゃん」

「え~ 急に言われても... あっ!夜桜って知ってる?」

「..........!!」

「..........!!」

「 .........夜桜はうちと敵対するチームだよ。夜桜がどうしたの?」

「夜桜と抗争?するのかなーっと思って」

「どうしてそのことを!?......まさかさっき言ってた聞いちゃいけない話って」

「そうそう、その話してたの。抗争って危ないんでしょ?」

「そうだね、危ないよ。下手したら死人が出るかもしれない。でもこのチームは絶対に負けないよ」

「どうしてそういい切れるの?夜桜って黒乱と互角なんでしょ?」

「そう。でも蒼さんは本気を出した事ないから今のとこ互角って事だね」

「え、蒼 本気出した事ないの?なんで?」

「うーん、それは蒼さん本人の口から聞くといいよ。僕達の口からは言えない事だからね」

「そうなんだ、まぁ、聞かないでおくよ」

「えっ、気にならないの?」

「気にならないって言ったら嘘になるけど、聞かれて嫌な事だってあるだろうし!」

ガチャ 「詩乃ちゃぁーん!戻っておいでーー」

「快罹だ、なんであんなに叫んでんだろう...。 楓、蓮、鈴ありがとね~」

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