blue beast blue moon ー青い獣、青い月ー
タッタッタッタ



ガチャン 「はい。ただいま戻りました~」

「おかえり。詩乃ちゃん、誰と話してたの?」

「楓と蓮と鈴だよ!」

「あぁー、楓達と話してたんだね。詩乃ちゃんはみんなと仲良しだね」

「えへへ~」

「なぁーなぁー詩乃~ その目と髪色ってもとからなん?」

私の髪と目はどちらともハニーブラウンの色をしている。

「ん?もとからだよ。でも両親は日本人なんだよね~」

「へぇ~ それってあれちゃうか?えぇーっと、あのー」

「クオーター。翔陽はほんとバカだね」

「黎!俺が言おうっとしとったやないか!横取りするな アホ!」

「喧嘩はやめなよー蒼がうるさいって顔してるよ~ クオーターって事は黎と一緒だね」

「ほんまや!!」

「黎がクオーターなのは知ってたけど詩乃ちゃんは染めたのかと思ってたよ~」

「私 クオーターなのかなー?祖母と祖父に会ったことないから分からないけど...」

「会ったことないんか!?黎と一緒やないか!すごい黎とかぶるな~」

「黎も髪の色、ハニーブラウンだね。しかも黎も祖母と祖父に会ったことないの?」

「........うん。」

「へ~そうなんだ。 それにしても私と似てるとこが多いね」

「すごいね!」

「そうだね~」

ほんとに似てるだけ? 私と黎は何か同じもので繋がっている気がする...。

「僕達そろそろ帰るよ。 帰るよ、翔陽」

「もう帰るんかー? ほな またな~」

「ばいばい~黎 、翔陽」

ガチャン


ブーブー

「ん?僕の携帯だ」

「......煙草買ってくる」

ガチャン


えぇー! まじ...まじですか?蒼と2人きりになっちゃった... 快罹と潤のばかやろぉぉ~
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