blue beast blue moon ー青い獣、青い月ー


「詩乃ちゃん、できたからみんな呼んできてくれる?」

「はい!あっ、どこの部屋か分からないんですけど…」

「快罹が階段あがってすぐの所でその隣の隣が赤だよ」

「はい!で、蒼は……?」

「詩乃ちゃんの部屋の隣だよ ニコッ」

「わ、私の部屋の隣なんですか!?」

「うん。いってらっしゃい」

「わ、分かりました…」





コンッ コンッ 「快罹~?入るよー」

「ん?どした、詩乃ちゃん」

「テルさんがお昼ごはんできたって~」

「はーい、すぐ降りるね」

「分かった~」

ガチャン



コンッコンッ 「赤君~?入る…」

「アホ、入るな」

「なら、はやく出てきてよ!」

ガチャ

「なんだ、うるせぇ。あとその呼び方やめろ」

「ん?なんて呼んだらいい?」

「赤でいいがあまり呼ぶなよ」

「了解しました、赤!」

「だから、呼ぶなって!…で、用件は?」

「あっ、テルさんがお昼ごはんできたって~すぐ降りてきてね」

「あぁ…」

ガチャン


あとは、蒼だけか~ 緊張するなぁ あっ、ここか!

コンッコンッ 「あ、蒼~?ちょっといい~?」

……返事がない。入っていいのかな……

ガチャ

「……入るよ~?」

あ!蒼いた…

「スースー」

「ね、寝てる?」
< 28 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop