私の太陽
礼央side
俺は社会人3年目の松田礼央。
○○会社で働いてる。
毎朝同じ電車に乗り続けているが
今日は見かけない子が一人。
この子が運命の子になるとはこの時、思いもしなかった…。
桜花学園の制服を着ている。
お嬢様かぁなんで思ってたら
その子を追いかける怪しい男がいた。
見張っといてやるかぁなーんてね。
にしてもあの娘、可愛いゎー。
…っ。あぶねぇ。
にやけるとこじゃん。
変な奴に見られたくねぇ。
我慢我慢。
さぁー!今日もがんばろっ。
なんて思ってると
"カシャ"
え。カメラの音じゃん。
誰だよ。撮ってる奴。
あ、さっきの娘立ちながら寝かかってるよ笑
かわいいなぁ…。癒される笑
…って待てよ。
後ろの奴、さっきの男じゃん。
あれ、痴漢じゃね?
気づいてんの俺だけかよ…。
はぁ…。
助けるかぁ…。
「おいっ!」
男がバツの悪そうな顔をしやがった。
いや、自分が悪いことしてるからだろ笑
女の子がこっちを向いた!
やっぱ、かわいい〜♡
なんか思ってる場合じゃなかったな笑
「君、大丈夫?」
「ふぇ?」
…え?
なにその間抜けな返事…。
まさか気づいてませんでしたってか?
あー考えてても意味ねぇ。
「ちょっとこっち来て。」
そう言って彼女の腕を持った。
「君、盗撮されてたの気づかなかった?」
彼女は顔をしかめた。
普通、怖がるところだろ…。
「その顔は分かってなかったかな?
カメラで下着撮られてたよ?」
そう言いながら、俺は男の携帯をみせた。
すごいショックを受けている彼女。
「とりあえず、駅員さんにいいに行こう。」
「あ、はい…」
泣きそうな声を出してる彼女と
犯人の男の子腕を持って
俺は駅員室に向かった。
一部始終を見てた俺は駅員に全てを話した。
「ほんとすみません…。
気づかないなんて…。
ありがとうございました。
あの…
お礼させていただきたいので
連絡先教えてもらえませんか?」
彼女は俯きながら言ってきた。
「あ、お礼とかされるようなことは
してないよ?」
「で、でも…」
「まぁ…じゃあ……はいっ!」
俺は名刺を彼女に渡した。
名刺を見てびっくりしている彼女。
見てて面白いゎー笑
「学校には駅員さんから
連絡入れてもらってるから
はやく学校行っておいで」
そう言った瞬間に彼女は時計を見た………
「あわゎゎゎゎ。
それでは後日連絡させていただきます!
今日はありがとうございましたぁぁぁ!」
そう言って、猛ダッシュしていった彼女。
可愛くて思わず微笑んでしまった。