王様の友達
「とよこ、俺と付き合え」

クラス、いや学校全体がざわめきだす。当然だ、この俺が告白してんだからな。

「どこまで行くの?さすがに連れションは恥ずかしいな」
「違うっ」

くそ、鈍い。いやこれはもしかしてかわされたのか?俗に言う『なかったことに』というやつか?!

「俺のなにが不満だとよこ!」
「えー言っていいの?多分王様再起不能になるよ」

そんなに不満があるのか?何故?!このパーフェクトのどこに不満があるんだっ

「絶対俺を好きにさせるぞっ」

必ず落としてやる。俺に不可能なことはない。



「楽しみにしてるよ、泰三」



振り返った先にはマリアの微笑み。
絶対友達のままで終わらせるもんか!
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