星に願いを

「奏空はだめです。奏空はこの席を気に入って いるのです。もしも、隣が欲しいというのなら 、私と上条くんを交換してください」

優美は立ってスラスラと言った。悪気はなさそ うだ。

先生はでっかくはぁーとため息をつき 「上条と加藤交換しろ、上条本当にごめんな」 とまた、頭を抱えている 私も謝っとくごめんね


そうして、すぐに入れ替わって優美から上条さ んになった

私の隣に来た上条さんはよろしくねと爽やかス マイルで言った

「よろしくお願いします・・・あと、すみませんで した。優美が・・・」

「いや、大丈夫だよ、あと、一番後ろになれて 嬉しいよ」
と笑顔で言ってくれた。

なんて、いい人なんだ・・・ 感激をしていると

「名前なんてゆうの?」

「えっと、斎藤奏空(さいとう)といいます」

「斎藤ね!斎藤は星好きなの?」 と私のペンケースのキンホルダーを見ていう ペンケースには透き通っている星がある

「うん!星好きだよ!!」

そう言うと上条さんは一瞬びっくりしたようだ けどすぐに笑顔に戻して

「俺も好きだよ!」 と言った

もしかしたら、趣味が合うかもしれない そんな期待を胸に閉まっといた
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