蜜を求めし蝶たちよ。
「それが、直接翠さんが俺のとこに来て、『これ、私の電話番号。LINEで追加して欲しいの。私、貴方のこと…もっと知りたくなっちゃった。』って、いきなり言ってきたんだよな』



平然と海人は有り得ない、夢のようなことを言ってのけた。



「まじか?それ。有り得なくね?碌に話したことないんだろ?翠さんと」



「いや、そうだけど…あっちも俺みたいに見てたんじゃないの?」



これまた、有り得ないことを平然と海人は言った。
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