冷たい旦那が甘々になりました♡
2章

仲直り

「ごめん。」

大好きなその声と共に私は後ろから抱きしめられていた。

「えっ、か…要!」

名前を呼ぶともっときつく抱きしめられた。

「あいつらに何かされたか?……ってか蘭、ここ怪我してる。」

と言って私のほっぺにキスをした要。

私は要と向き合う形に座り直して要をギュッと抱きしめた。

「要…。ッ…こ、怖かったぁッ…っ。」

要の腕の中にいる安心感とさっきの恐怖で私の体はまた震えだした。

「ごめん…俺がもっと早く蘭を見つければよかった…ごめんな」

要が私を胸の中に閉じ込めるから安心感で泣いてしまった。

泣き始めた私をきつく抱きしめて背中をポンポンしてくれている要の久しぶりの優しさに涙が止まらない……。
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