冷たい旦那が甘々になりました♡
「もぅ、大丈夫。ありがとう要。」
私が落ち着いたころを見計らって要はお互いの顔が見えるくらいに私の体を引き離し、
「誕生日おめでとう、蘭。」
と言って四角いピンクの箱を私の前に出した。時計を見ると12時少し過ぎだった。
「えっ……覚えててくれたの?」
きっと、私の目はこれでもかってぐらい開いてたと思う。だってまさか覚えてるなんて思わなかったから…。
「忘れるわけないだろ。俺の大切な奥さんの誕生日だろ?それに、俺が去年あげたネックレス、毎日着けてるの知ってたし。……開けてみろよ?」
私は丁寧に箱を開けた。
「わぁ!綺麗な指輪だ……。」