未完成
「やめて!!」
突然の声と、背中まであるであろう漆黒の名が相応しい髪が杏の花の匂いと共に、僕の目の前を横ぎる。そして、
「やめて!、この人お腹の中に子供が居るのよ‼そんなに叩いたら、赤ちゃんが死んじゃうじゃない」
少女は、勇ましく軍人相手にもの申している。
しかし、
「餓鬼か、俺達に向かって意見だぁ~?
さては、お前も魔女だな‼」
この国の腐った軍人に倫理・理論が通じるわけなく、サーベルが少女に降り下ろされる。
「かくごせい」
僕は、思わず目を閉じた。
突然の声と、背中まであるであろう漆黒の名が相応しい髪が杏の花の匂いと共に、僕の目の前を横ぎる。そして、
「やめて!、この人お腹の中に子供が居るのよ‼そんなに叩いたら、赤ちゃんが死んじゃうじゃない」
少女は、勇ましく軍人相手にもの申している。
しかし、
「餓鬼か、俺達に向かって意見だぁ~?
さては、お前も魔女だな‼」
この国の腐った軍人に倫理・理論が通じるわけなく、サーベルが少女に降り下ろされる。
「かくごせい」
僕は、思わず目を閉じた。