キスの続き
「・・・まだ諦められてなくて良かった。」
彼はホッとしたような顔で笑うと、またコツンと額を合わせて言った。
目を閉じて、祈るように。
「好きだ、瑞季。たぶん、もうずっと。あのキスの前から」
「・・・颯太」
その頬を少し撫でたあと、私は彼の名前を呼びながら体を起こした。
見上げる彼に軽くほほ笑んで見せてから、
彼の肩をトン、と優しく押す。
今度はあっさりと、畳に仰向けになった彼の両肩に手を添えて、顔を近づけた。
私の気持ちは、このキスが終わってから伝えることにしよう。
『キスの続き』 End.
彼はホッとしたような顔で笑うと、またコツンと額を合わせて言った。
目を閉じて、祈るように。
「好きだ、瑞季。たぶん、もうずっと。あのキスの前から」
「・・・颯太」
その頬を少し撫でたあと、私は彼の名前を呼びながら体を起こした。
見上げる彼に軽くほほ笑んで見せてから、
彼の肩をトン、と優しく押す。
今度はあっさりと、畳に仰向けになった彼の両肩に手を添えて、顔を近づけた。
私の気持ちは、このキスが終わってから伝えることにしよう。
『キスの続き』 End.