不良の君に愛を


2人は亡くなった。



お通夜も出て葬式にも出た。


綺羅を見てみると、笑顔も無く希望も失った目をしていた。



「俺が…止めてれば…」



後悔に包まれた。



「お前だけのせいじゃない。俺達も悪いんだ」


矢月が背中を叩き、慰める。


「雅がいなくなった分、俺達で支えてあげよう」


明矢も続けて背中を叩く。



なんとなく、元気がでた。
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