不良の君に愛を


雅君のご両親と私の希望で合同葬儀が行われた。


でも、綺羅は、絶望で溢れていた。


そんな中、綺羅の妊娠がわかった。


赤ちゃんを下ろす考えもなかった私は心よく、賛成した。


向こうの両親も賛成してくれて赤ちゃんの誕生を待ちわびた。


そんな時、赤ちゃんは死産してしまった。


大切な人をいっぺんに亡くした綺羅は、恋愛する事を恐れた。


ここまでで、イマイチ分からないだろうけど、



真実は、



不良集団は、計画的に雅君とお父さんを殺した。


その集団は、今でも服役している。


そして、綺羅の不幸を望んでいた。



それが真実。


だから綺羅が悪いんじゃない。
< 59 / 117 >

この作品をシェア

pagetop