乱華Ⅱ





そのまま何を話すわけでもなく車は国道沿いを進んで行く。



そのまま無事に暴走が終わってくれれば
いいなんて…私の願いも虚しく




警察に追われる羽目になった。




正宗のアホ!
規模小さいからリスク低いって言ってたのに!!





「…俺が言ったのは邪魔が入るリスクって事だから。警察に追われるのなんて毎度の事だよ」




倉庫に戻って来た時、前回同様フラフラだった私の耳に届いた声は全く悪びれもしていない正宗のもの。




なんで思ってることバレてるんだろうか。まぁ隠す気もないけど。



てか今、警察に追われるのは毎度の事って言ったんですけど!!
そこの所もっと早く言ってくれない!?






…まぁ聞いたところでどうせ強制的に暴走には参加させられるんだろうけど。




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