乱華Ⅱ





結局初めてミリとヤッたのは、秋も深まる10月も半ばの頃。




それは俺の部屋で



初めて触るミリの身体は柔らかくて、綺麗で、その時初めてミリが初めての女じゃないことを後悔した。





少し潤んだ青い瞳が



うっすらと紅潮した白い肌が



俺の名前を呼ぶミリの声が





その存在が…俺に意味を与えてくれる。




そんな気がした。





こんなに幸せな気分になれたのは生まれて初めてだったと思う。






繋がった時ミリの頬を伝った涙が綺麗で愛しくて、絶対に手放さないと誓った。




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