赤い扉(ホラー)
りえも、なんとなくそれが気になって立ち止まり、振り返る。
そこに落ちたのは普通のノート、けれど、あの絵が丁度開いた形になっていて、一瞬、女の子に目を奪われる。
安田がしゃがみ込み、ノートを拾い上げる瞬間、女の子が口元を上げて笑い、りえは「キャッ」と小さく悲鳴を上げた。
「どうしました?」
ノートを拾い、安田が首を傾げる。
りえは目をパチクリして、気のせいだったかと思い「ううん」と首を振った。
そこに落ちたのは普通のノート、けれど、あの絵が丁度開いた形になっていて、一瞬、女の子に目を奪われる。
安田がしゃがみ込み、ノートを拾い上げる瞬間、女の子が口元を上げて笑い、りえは「キャッ」と小さく悲鳴を上げた。
「どうしました?」
ノートを拾い、安田が首を傾げる。
りえは目をパチクリして、気のせいだったかと思い「ううん」と首を振った。