赤い扉(ホラー)
白い肌に血走った瞳、そして真っ赤に塗られた口紅。


「おい……ヤバイんじゃねぇの?」


その絵を見て、国方は一瞬吐き気を覚える。


「先生は?」


安田が、メモをしまいながら聞く。


「地下室に行った。何かわかるかもしれないから」


そう答えた瞬間、四人の背筋にスッと冷たいものが走る。


危険だ! ようやくその事に気付いた四人はその場から地下室へとかけて行く。


もし、地下室で何か起きていたら?


図書室にいた安田の身にも何か妙なことが起きたのだ、問題の地下室にいるなら余計に何がおきてもおかしくない。
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