赤い扉(ホラー)
☆☆☆
四人は地下室の教室を目のまえにして唖然と立ち尽くしていた。
階段の横を一杯の机や椅子が埋め尽くしていて、サヤカが「これ、邪魔だから」と教室から運び出しているのだ。
「サヤカ、どういう事?」
りえが混乱する頭で聞く。
「あぁ。別に地下室に異常はないよ。けど、机や椅子が邪魔してて中に入れないんだよ」
軽く笑いながら、サヤカは作業を続ける。
「中に?」
眉をよせる国方。
「そう、無駄なものが多いんだよ、この学校は」
四人は地下室の教室を目のまえにして唖然と立ち尽くしていた。
階段の横を一杯の机や椅子が埋め尽くしていて、サヤカが「これ、邪魔だから」と教室から運び出しているのだ。
「サヤカ、どういう事?」
りえが混乱する頭で聞く。
「あぁ。別に地下室に異常はないよ。けど、机や椅子が邪魔してて中に入れないんだよ」
軽く笑いながら、サヤカは作業を続ける。
「中に?」
眉をよせる国方。
「そう、無駄なものが多いんだよ、この学校は」