赤い扉(ホラー)
三人はその記事を目で追いながら、何か重要な手がかりがないかと探す。


記事の内容は、町から消えた人々の事を中心に書かれていて、ある日突然町の人々が姿を消し、


今もその消息が分からない事。



そして、何より奇妙な事として、その人々の家のドアを何者かが真っ赤なペンキで塗りたくっていた事と、砂浜に残った無数の足跡の事が書かれている。


どれもこれも自分の見た夢と一致していて、りえは思わず両手で顔を覆った。


今にも、あの風景が目の前に現れそうで寒気を覚える。


「りえちゃん、この砂浜の事だろ?」
< 169 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop