赤い扉(ホラー)
「じゃ、ばいばい」


強制的にソラに別れを切り出され、「あ……、はい」と、俯いて回れ右をするガリベン君。


りえはその後姿を見ながら「いいの?」とソラに聞く。


さすがに、何だか可愛そうに見える。


「いいの。邪魔だもん」


最後の一口を口に入れ、「ごちそうさま」と手を合わせるソラを見て、あらためてソラに嫌われるとこわい。と感じたのだった。


しかし、それから数分後のことだった。


また、一人の男が二人のもとへやってきた。
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