赤い扉(ホラー)
不気味に安田がそう言い、サヤカは「りえは?」と思い出したように言う。
「校内には誰もいませんでしたよ」
教室を出ながら、安田が答える。
サヤカはすぐに携帯を取り出した。
昨日使えなかったハズの携帯が、今は普通に作動している。
サヤカと安田は職員室へ戻り、それからりえに電話をした。
「もしもし?」
すぐにりえが出た。
「りえ? 昨日どうしたんだよ? 何があったのか覚えてないんだ」
深刻そのもののサヤカの声に、りえは思わず噴出してしまった。
「そっか。覚えてないんだ」
軽く笑ってそう言った後、りえは昨晩の出来事をサヤカにはなしてきかせた。
「校内には誰もいませんでしたよ」
教室を出ながら、安田が答える。
サヤカはすぐに携帯を取り出した。
昨日使えなかったハズの携帯が、今は普通に作動している。
サヤカと安田は職員室へ戻り、それからりえに電話をした。
「もしもし?」
すぐにりえが出た。
「りえ? 昨日どうしたんだよ? 何があったのか覚えてないんだ」
深刻そのもののサヤカの声に、りえは思わず噴出してしまった。
「そっか。覚えてないんだ」
軽く笑ってそう言った後、りえは昨晩の出来事をサヤカにはなしてきかせた。