赤い扉(ホラー)
りえはかけて行く女の子から目を離せず、体中の生気を吸い取られているように力を失っていく。


けれど、女の子が自分の視界から消えたとたん、寒気がなくなり、力が戻るのがわかった。


「りえ?」


不安そうに自分の顔を除きこむサヤカに始めて気づき、「ごめん、大丈夫」と笑みを作った。
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