赤い扉(ホラー)
「うん……、大丈夫」


必死で今のは夢だ。と自分に言い聞かせ、落ち着きを取り戻す。


「うわ、もう遅刻じゃん!」


サヤカが枕元の時計を確認して声を上げた。


「うそ」


りえも時計を見ると、一時間目が始める五分前。


二人は慌てて準備をして、遅刻とわかっていてもサヤカの車で学校へ向かうこととなった。
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