赤い扉(ホラー)
「嘘、資料室以外は全部鍵かかってるハズよ」
と、りえが言う。
「いや、間違いなく開いてた。それでちょっとその教室に入ってみたんだけどさ、なんか変な女の子がいたんだよ」
そう言う国方の言葉に、りえ以外が「えぇ~」と眉をよせる。
「女の子?」
りえが聞き返す。
「あぁ、赤いスカートにフリ……」
「フリルのついたシャツ」
最後の言葉をりえが繋ぐ。
「え……。何でわかったの?」
国方が驚いたように見つめる。
「昨日、病院で見かけたの。それに夢の中にも出てきた」
と、りえが言う。
「いや、間違いなく開いてた。それでちょっとその教室に入ってみたんだけどさ、なんか変な女の子がいたんだよ」
そう言う国方の言葉に、りえ以外が「えぇ~」と眉をよせる。
「女の子?」
りえが聞き返す。
「あぁ、赤いスカートにフリ……」
「フリルのついたシャツ」
最後の言葉をりえが繋ぐ。
「え……。何でわかったの?」
国方が驚いたように見つめる。
「昨日、病院で見かけたの。それに夢の中にも出てきた」