赤い扉(ホラー)
☆☆☆
「オバケが出るって言われたら気になるんだよなぁ」
そう呟き、国方は懐中電灯を片手に地下室への階段をゆっくりと下りる。
別に懐中電灯でなくても電気をつければ十分明るいのだが、気分を盛り上げるためにワザワザ宿直室から借りてきたのだ。
と、言っても誰もいなかったのでそのまま持ってきたので盗んできた、という方が正しいか……。
「まだ放課後じゃないけど……、似たようなもんか」
六時間目が終る十分前。
国方は弘に聞いたあの噂が気になって仕方がなく、六時間目が終る三十分前に具合が悪いからと言って教室を抜け出したのだ。
あと三十分が待てないあたりが、国方らしい。
「オバケが出るって言われたら気になるんだよなぁ」
そう呟き、国方は懐中電灯を片手に地下室への階段をゆっくりと下りる。
別に懐中電灯でなくても電気をつければ十分明るいのだが、気分を盛り上げるためにワザワザ宿直室から借りてきたのだ。
と、言っても誰もいなかったのでそのまま持ってきたので盗んできた、という方が正しいか……。
「まだ放課後じゃないけど……、似たようなもんか」
六時間目が終る十分前。
国方は弘に聞いたあの噂が気になって仕方がなく、六時間目が終る三十分前に具合が悪いからと言って教室を抜け出したのだ。
あと三十分が待てないあたりが、国方らしい。