赤い扉(ホラー)
「でも、なんでこんな部屋に?」
国方はグルリと教室の中を見て回りながら、サヤカに聞く。
「あぁ、一時期ここが宿直室になってたんだ。地下室ってダケで気味悪いから、先生方が自腹で色々と買い揃えたんだと」
「なるほど……。けど、今はあんなボロイ部屋が宿直室っすよねぇ」
「そう。やっぱり先生も人間だから、こんないい部屋にいたら下心も出てくるんだよ」
サヤカの言葉にしばらく考え、「ラブホ代わりっすか?」とニヤニヤしながら言った。
「まぁ、簡単に言うとね。生徒に何だかんだ言う前に先生方もここをいいように利用するから、それで私が譲り受けたんだよ」
「ふぅん」
頷きつつも、昨日自分が見た教室とは全く別の姿になっているのに眉をよせる。
国方はグルリと教室の中を見て回りながら、サヤカに聞く。
「あぁ、一時期ここが宿直室になってたんだ。地下室ってダケで気味悪いから、先生方が自腹で色々と買い揃えたんだと」
「なるほど……。けど、今はあんなボロイ部屋が宿直室っすよねぇ」
「そう。やっぱり先生も人間だから、こんないい部屋にいたら下心も出てくるんだよ」
サヤカの言葉にしばらく考え、「ラブホ代わりっすか?」とニヤニヤしながら言った。
「まぁ、簡単に言うとね。生徒に何だかんだ言う前に先生方もここをいいように利用するから、それで私が譲り受けたんだよ」
「ふぅん」
頷きつつも、昨日自分が見た教室とは全く別の姿になっているのに眉をよせる。