赤い扉(ホラー)
「大丈夫。ただ……、私お父さんのこんな穏やかな顔見るの久しぶりで……お父さん、疲れてたんだね」
最後の方は呟くようにそう言った。
開け放たれた窓から涼しい風が入り込み、カーテンを大きく揺らした。
その瞬間、カーテンに写る人影。
「え?」
その影に気づき、ソラが眉をよせる。
ここは三階の病室なのだ、カーテンに自分たち以外の影が映るはずがない。
けれど……、一瞬見えたその影は三つ網をした女の子のような……。
そう思い。
あたりを見回す。
病室の端のほうに、小さな女の子が立っているのが見え、ソラはハッと息を飲み
、
「誰なの?」
と言う。
その声に、りえとサヤカも女の子の存在に気づく。
最後の方は呟くようにそう言った。
開け放たれた窓から涼しい風が入り込み、カーテンを大きく揺らした。
その瞬間、カーテンに写る人影。
「え?」
その影に気づき、ソラが眉をよせる。
ここは三階の病室なのだ、カーテンに自分たち以外の影が映るはずがない。
けれど……、一瞬見えたその影は三つ網をした女の子のような……。
そう思い。
あたりを見回す。
病室の端のほうに、小さな女の子が立っているのが見え、ソラはハッと息を飲み
、
「誰なの?」
と言う。
その声に、りえとサヤカも女の子の存在に気づく。