赤い扉(ホラー)
☆☆☆
「りえ? どうしたの?」
理科の実験室、ぼんやりと片手にフラスコを持つりえに対して、同じ班の向井ソラが肩を叩く。
「え? あぁ、別に」
りえはひきつった笑みを見せて、実験を再開する。
「大丈夫? なんかさっきからぼーっとしてるけど」
ソラが、クリクリとした大きな瞳に不安の色を浮かべてそう聞く。
「大丈夫! えぇっと、これとこれを混合して……」
慌てて、りえはタバコ臭いファーストキスのことを頭から消して、緑色の液体と水色の液体を混合する。
「あ、それ……」
ソラが大きく目を見開いたとたん、ドンッという爆発音と共に、液体が爆発したのだ。
「それ、混ぜたらダメだよ」
呆然とするりえに対し、ソラは一言、そう言った。
「りえ? どうしたの?」
理科の実験室、ぼんやりと片手にフラスコを持つりえに対して、同じ班の向井ソラが肩を叩く。
「え? あぁ、別に」
りえはひきつった笑みを見せて、実験を再開する。
「大丈夫? なんかさっきからぼーっとしてるけど」
ソラが、クリクリとした大きな瞳に不安の色を浮かべてそう聞く。
「大丈夫! えぇっと、これとこれを混合して……」
慌てて、りえはタバコ臭いファーストキスのことを頭から消して、緑色の液体と水色の液体を混合する。
「あ、それ……」
ソラが大きく目を見開いたとたん、ドンッという爆発音と共に、液体が爆発したのだ。
「それ、混ぜたらダメだよ」
呆然とするりえに対し、ソラは一言、そう言った。