赤い扉(ホラー)
☆☆☆
「あんた達、二人で大丈夫?」
サヤカが運転しながら後ろに座っている二人に声をかけた。
けれど、二人とも返事はせず、ソラが不安そうな表情を向けているのが、バックミラーで確認できる。
あれからりえは興奮を抑える為に安定剤を注射され、今は眠りについている。
「一旦学校に戻ろうか。私もまだ仕事残ってるし」
サヤカの提案に「そうしてください」と少し疲れたように言うソラ。
「あんたも寝てていいよ。学校ついたら起こすから」
「いえ……。先生、あの女の子って?」
「あぁ……。前もあの病院にいたんだよ、その時もりえ、気分が悪くなってた」
「何かりえと関係があるんですか?」
「それは何とも。私もあんな子見たことないし、近所子ってワケでもなさそうだしなぁ」
「あんた達、二人で大丈夫?」
サヤカが運転しながら後ろに座っている二人に声をかけた。
けれど、二人とも返事はせず、ソラが不安そうな表情を向けているのが、バックミラーで確認できる。
あれからりえは興奮を抑える為に安定剤を注射され、今は眠りについている。
「一旦学校に戻ろうか。私もまだ仕事残ってるし」
サヤカの提案に「そうしてください」と少し疲れたように言うソラ。
「あんたも寝てていいよ。学校ついたら起こすから」
「いえ……。先生、あの女の子って?」
「あぁ……。前もあの病院にいたんだよ、その時もりえ、気分が悪くなってた」
「何かりえと関係があるんですか?」
「それは何とも。私もあんな子見たことないし、近所子ってワケでもなさそうだしなぁ」