142センチの恋

「…何?」




私の視線に気づいたのか、こっちを向いた





「あ、いやなんかすごいすらすらと問題解いてるなぁと思って…」




見とれてた、なんて言えない






「これくらい緑山じゃ普通だよ」




「やっぱり緑山ってすごい頭いいんだね」






「麻衣は勉強出来る方?」



「ううん、いっつも赤点すれすれ」





私がそう言うと直矢は笑った











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