142センチの恋

「なんか分かんないとこある?

 教えよっか?」




「えっとね、こことここと…」




教科書を開いて指さしていく




「っておい、ほとんど全部じゃねーかよっ」




「だ、だって分かんないんだもーん」






ブツブツ言いながらも直矢は分かんないところをすっごく丁寧に



下手したら、先生よりも上手に教えてくれた




顔の近さにドキドキしながら



他人に分かりやすく教えられる直矢ってすごい


と感心していた



< 117 / 181 >

この作品をシェア

pagetop