142センチの恋
「電話の相手って萌理ちゃん?」
「ああ」
「な、なんで…」
そう理由を聞く前に直矢は答えた
「ヨリを戻したい
そう何度も連絡来るんだ…
亮介がいるくせになんなんだろうな」
「…まだ直矢が好きなんだよ…」
「違う
俺と付き合ってるときは平気で他の男と遊んでた
俺が別れると言ったら
急に俺にしがみついてきたんだ
好きだからじゃない
萌理にとって俺は玩具なんだよ
自分の玩具を手放したくないだろ
誰にも渡したくないだろ
要はそれだよ」