142センチの恋
「あれっ、髪の色変えたっ?」
ズボンを腰まで下ろしてだらしなく校内を歩いていた裕太を見つけた
「お―麻衣!」
「いいじゃんっ、その色っ!!」
悔しいくらい似合っててかっこいい…
「だろっ?そーいや麻衣は染めねーの?」
「ん―本当は染めたいんだけどね、進学したいからやめとく」
「進学とか考えてんの?真面目だな、おまえ」
初めて会ったあのときみたいに笑った
あ―その顔好きだなぁ
毎日毎日好きが増えていく気がする
「夏休みも染めないのか?」
「たぶん染めないかな?」
「あ、今日電話すんな」
「うん」
裕太と毎日のように電話かメールをするのが当たり前になっていた
季節は夏に変わろうとしていた
ズボンを腰まで下ろしてだらしなく校内を歩いていた裕太を見つけた
「お―麻衣!」
「いいじゃんっ、その色っ!!」
悔しいくらい似合っててかっこいい…
「だろっ?そーいや麻衣は染めねーの?」
「ん―本当は染めたいんだけどね、進学したいからやめとく」
「進学とか考えてんの?真面目だな、おまえ」
初めて会ったあのときみたいに笑った
あ―その顔好きだなぁ
毎日毎日好きが増えていく気がする
「夏休みも染めないのか?」
「たぶん染めないかな?」
「あ、今日電話すんな」
「うん」
裕太と毎日のように電話かメールをするのが当たり前になっていた
季節は夏に変わろうとしていた