142センチの恋

はあはあと荒い息が聞こえる


後ろを振り向くと














「…有紗?」






そこにいたのは梨花じゃなく有紗だった







「ご、ごめん!ほんっとごめん!」





「へっ?」









「逃げられた」





「え!?」




に、逃げただぁ!?









申し訳なさそうに言う有紗を責めることはできなかった







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