142センチの恋

「あ、そだ

 これ見て」



取り出したのは小さな手紙




「それね、梨花からなの。

 下駄箱ん中入っててさ、びっくりしちゃった」




書いてあったのはたった一言



"色々ごめん”











私甘いよね






こんな手紙たった一通で



ほんの少しだけ許してあげられるんだもん






だってさ、私




梨花のこと友達としては大好きだったから




好きになったら一直線で



恋愛に対する積極的な行動は憧れでもあったの










いつか友達に戻れる日が来るよね?




私はそう信じています




< 94 / 181 >

この作品をシェア

pagetop